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簡易版リンク集 さいとうじゅんのサイト Live■☆あやめノート☆2 J-WAVE MUSIC PLUS 笹公人の短歌プロジェクトBlog 笹短歌ドットコム カツオくんは永遠の小学生。 なまじっか… ピストン西沢オフィシャルブログ「ぴすちゃん劇場」Powered by Ameba ページ執筆者 酒井景二朗のプロフィール 本名・酒井景二郎。1967年生まれ。未年・六白金星・蟹座・B型。妻なし・金なし・根性なし。東京都T市在住。現在は都下K市のとある新聞販賣店のしがないお抱へマックオペレータとして勤務。趣味はギターの彈き語り・自轉車でそのへんをゴロゴロすること・讀書等。座右の書は「二十一世紀精神」(松岡正剛+津島秀彦)、好きなアイドルは(今のところ)橋本甜歌りん。 いはゆる「ホームページ」 最新のトラックバック
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私にとつて、6月が忙しかつたのは確かなことですが、人に比べればまだまだこんなものではないといふことを思ひ知らされたので、忙しさを口實にして6月にわづか2冊しか本を讀まなかつたのは良くないことだつたな、と、少々落ち込んでをります。
「だれでも詩人になれる本」やなせたかし著 かまくら春秋社 ●弥生美術館での展覽會の際に買ひました。情熱があふれてゐて、それでゐて讀みやすい文章であるが爲に、ついすらつと流して讀んでしまつたのですけれども、内容はなかなか高度だつたやうな氣がするので、再讀したはうがよささうです。 心そのままを述べ傳へることが出來るのなら、詩を書くことは簡單—この本によれば、さうなります。しかし、心そのままを書くことの、いかに難しいことか。折りを見て、この本をまた讀んで、考へなほしてみることにします。 「木丹木母集」保田與重郎著 新学社(保田與重郎文庫)※古本 ●保田與重郎氏の歌集です。劈頭の歌、 年のうちに春立つけふははかりなきけしきもをかしこゝろもうきて は、古今集の例の歌を本歌にしてゐると思はれ、やや古くさすぎるかなと思ひ乍ら讀みはじめましたが、古格を感じさせる歌を讀み進んでいくと、かへつてそれが安心感になつていきました。自分に古語や歌枕の知識がもつとあれば、より樂しめたかも知れないなと、ここは勉強不足を殘念に思ひました。 家々の夕餉のまどゐながめつゝくだる山路はふるさとのみち かういふ、何でもないけれど懷かしい景色を素直に歌つた歌は、讀んでゐて感心しますし、すがすがしい氣分にさせてくれます。 丈夫之立勳者萬代爾阿那於茂志呂登語可續 こんな歌が、一首だけありました。「ますらをのいさをたつるはよろづよにあなおもしろとかたりつぐべし」でいいのでせうか。こんな書き方が出來るのも、すごいです。
by gcsc
| 2009-07-01 21:48
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