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1月19日、映畫「ウォーリー」を觀てきました。ネタバレを含むので、以下More機能を使ひます。
今囘の映畫鑑賞はやや尿意に苛まれ乍らのものでしたので(映畫館での映畫鑑賞に乘り氣になれないのは、お金面のこと以外にもどうもこのことが原因になつてゐるやうです)、殘念乍ら十全に堪能したとは言へません。しかし尿意を耐へてでも、スクリーンに見入つてしまふ力と面白さが、この映畫にはありました。 ピクサーのCGアニメーションは、例へば「モンスターズ・インク」で「毛」、「ファインディング・ニモ」で「水」、「カーズ」で「金屬面への映り込み」と、CG表現の幅を廣げ續けてきました。そして今囘、スクリーン上に現れたのは「ゴミ」「汚れ」でした。ウォーリーが生きる、現代から700年後(?)のゴミだらけの世界の映像が映し出されたとき、そのリアルさとあへて言へば美しさに驚きました。 この映畫の主人公は、ゴミ處理ロボットウォーリーと、その相手役となるイヴ、また宇宙移民船アクシオム艦内で働くロボットたちです。特にアクシオム艦のロボットたちはどことなく「白物家電」を聯想させるデザインのものが多いのですが、皆なかなかの個性の持ち主たちです。彼らはどちらかと言ふと單機能に近く、個々の役割に從つて設計され、プログラミングされてゐるやうです。何故かかへつてそのことが、彼らに愛しい個性を與へてゐるやうな氣がしました。例へば、小型掃除ロボットm-oは、しかめ面をし乍ら、ウォーリーの汚れた足跡をどこ迄も追ひかけていきます。その姿が健氣でかはいかつた。また、ウォーリーが途中で仲良くなるバグ持ちロボットたちの中に壞れてしまつた塗裝ロボがゐるのですが、それが滅茶苦茶に塗裝し乍ら走り囘るのが何だかをかしかつたです。 思へばイヴも、非常に高機能とは言へ、植物探査ユニットに過ぎません。それがウォーリーとの出會ひによつて、思ひやり、ひいては心を獲得していきます。長い追跡劇を繰り廣げるm-oとも結局は友達つぽくなりますし、壞れロボットたちもラストシーン邊りでとても人間的な行動をとるやうになります。テクノロジー依存により退化しつつあるアクシオム艦の乘客たちも、ウォーリーと出會つて、生気をとりもどしていきます。ウォーリーはそんな不思議な存在、それに込められた意味を私はつかみきたとは言へませんが、とにかくハッピーな映畫だつたことは確かです。 小ネタもいろいろです。ウォーリーのソーラーチャージの完了音が(かつての)Macintoshの起動音と同じだつたり、聲優にMacintoshの音聲出力システムMacintalkがクレジットされてゐたりするのは、Macファンには興味深いところでせう。太つた艦長が意を決して立ち上がるシーンで「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れるのも、ちよつと笑つてしまふところです。
by gcsc
| 2009-01-22 00:48
| 見聞録
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