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「五重塔」幸田露伴著 岩波書店(岩波文庫)※古本
●解説によると幸田露伴數へ年二十五歳から二十六歳にかけての作品ださうでして、その若さでこんなものすごい文章が書けてゐたのかと、ただただ脱帽です。 「雲萍雜志」柳澤淇園著 森銑三校訂 岩波書店(岩波文庫)※古本 ●柳澤淇園著となつてはゐますが、校訂の森銑三氏の付論「雲萍雜志についての疑」によれば、これは淇園の著作ではなく、作者不明の隨筆が淇園に假託されて出版されたのではないか、といふことです。 著者についての問題があるものの、この無名子が折に觸れて見たり聞いたりした話を集めた本は、なかなか面白かつたです。 「一休禪師、紫野におはせしころ、人の書をもとむるものあれば、「御用心」と書きて與へぬ。しひて他のことをもとむる者あれば、「御用心/\」といくつも書き給ひ、又上に只といふ一字そへて、「只御用心」とかゝせ給ふこともありとかや。いとおもしろく、その語すべての事にかよひて教訓とはなりにけり。予もまたそれにならひて、用心の二字を合せて一字に作り書けり。その文に云ふ。 鳥渡見れば忍ぶに類し、麁忽に見れば恩にひとし、はるかに見れば思ふに似たり。 天龍寺の歡道といふ僧これを見て、「棄恩入無爲、眞實報恩謝」といふ文意に、何となくかよひてをかしといへり。」(91-92ページ) この頃の私は、いろいろと用心しなければならない次第になつてをりますので、かういふ話などが印象に殘つてゐます。 「木戸の裏始末」喜安幸夫著 廣済堂出版(廣済堂文庫)※古本 ●江戸時代ものの小説で、一種の探偵譚であり、事件を解決したのちそれを隱しおほせるといふ筋立てをとつてゐるのがユニークだと思ひました。といふと、何だか惡事を隱蔽してゐる話のやうですが、主人公の杢之助は四谷左門町の木戸番であり、事件によつて町に騷ぎが起つたり町にお上の手が入つたりすることを心配してゐます。杢之助とその仲間によつて惡人は成敗され、しかしそれが誰にも氣づかれないといふ寸法です。 古本屋で、背表紙の題名から直感して買つた本です。よく見たらこれはシリーズ物で、「大江戸番太郎事件帳三」といふサブタイトルがつけられてゐました。遡つて讀んでみたいなと思ひました。 「茶の本」岡倉覚三著 村岡博譯 岩波書店 ※古本 「親鸞をよむ」山折哲雄著 岩波書店(岩波新書)※古本 年内の讀書はこれで打ち止めでせう。數へてみたら、今年は60册讀んでゐました。
by gcsc
| 2009-12-27 21:30
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